ゆう

ボクらを見る目のゆうのネタバレレビュー・内容・結末

ボクらを見る目(2019年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

つらい。
警察はなんであんなに決めつけるのか、その時代の、街の、偏見があったり夜に集団で怪しかったりすることもあるだろうけど、被害者のためと言いながら結局自分達のためになってる。
あんな取り調べされたら恐怖だ。メディアや人々の世論が重なると尚更怖い。

有罪になってからのそれぞれの状況を見るのもつらかった。特にコーリーは、ただ友達を助けたくて一緒に来ただけなのに悲しすぎる。それでも無実を訴えて独房で過ごし続けて、あの時行かなかったらって思うシーンは苦しい。不運はつきたと思ってもまた劣悪な刑務所に転所したり、実話とはいえ現実はそうそう奇跡みたいなことは起きないのがリアルだった。コーリーのどんなに理不尽でつらくても懸命に生きる姿がかっこよかった。
ある刑務所の看守さんが善良な人だったのが唯一の救いだった。「坊主」って呼び方があったかい。コーリーがクッキーを買ってあげるシーンが好き。

ようやく無実を認められてよかったけど、2000年代とか最近だしびっくりした。
彼らが経験したことは消えないし、警察や検察はよく考えて悔やんでほしい。
本人や家族の人達が今後、穏やかに平和に過ごせますように…

夜中に見て泣いた。ネトフリだけじゃなくたくさんの人に見られるべき作品だと思う。
ゆう

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