最終回まで、どの回にしても退屈に感じることがなく、これまでに観たドラマの中でいちばん好きな作品。
個人的には、キャットの思想の強さについていけないと思うことはありつつも、あの3人のキャラクター性があったからこそ素敵な物語になったのだと思う。
また、「The Bold Type」という英題は、太字書体を意味することに加えて“大胆で奇抜なタイプ”という二つの意味を持っており、まさにこの作品にぴったりの題名だといえる。邦題はちょっとダサいけど。
シーズン1〜3を観ていたころは何も感じなかったけれど、シーズン4〜5を観ている時は、私もジェーンやサットン同様にキャリアアップや結婚という様々な人生のターニングポイントに立っていた。
私自身もライターとして働きつつ部下の教育を求められる立場になり、過去に管理職としての道を勧められ辞退したこともあったため、登場人物のなかでも最もジェーンとリンクする部分や共感が多かった。
そして、何があっても必ず立ち上がるジェーンに勇気づけられたこともたくさんあった。
私は、ジェーンのように勇敢ではないし、会社に属さずに生きていくことは到底できないと思うけれど、いつでも自分の心に正直でいられるように過ごしたいと強く願う。
仕事に生きるも、愛に生きるも、すべての人間は自由であり、そこに障害はない。そんな人生を過ごしたい。
