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ボディガードー守るべきものーのAPOのレビュー・感想・評価

3.8
ある海外在住Youtuberの方がオススメしていた事をきっかけに観てみた。

デイヴィッド・バッド(リチャード・マッデン)が患っているPTSDの様子を彼はかなり好演していた。顔ドアップの瞳から、又顔の表情筋や息遣いなどからひさひしとその様子が伝わってくる。そしてあの大多数が魅了されるであろうあの堅いの良さ。スーツ姿に、ワイシャツ姿に、爆弾背負わされて半べそ食らっている姿まで全て画になるし、カッコいい、最早ずるい。それにしても彼のイギリス英語はかなり聞き取るのが難しかった。観始めた時、言語確認してしまった。"Ma'am"
イギリス英語って綺麗にフォーマルに発音出来たら魅力的だなあと改めて。

計6話ながら内容が濃く、最後の最後まで黒幕が明かされない展開にワクワクしながら鑑賞。緊張感のベールに常時包まれているドキドキ感は堪らない。
人気海外ドラマなどのように何シリーズ何十話とあるような、長過ぎないのも観始めるきっかけとしては良かったのかもしれない。

内務大臣ジュリア・モンタギュー(キーリー・ホーズ)との恋沙汰は正直あってもなくてもいいんじゃないかとどちらかとネガティヴな印象も持っていたが、観終わってみると、仕事上で専用警護に就いていただけでなく、あのようにプライベートでも関係を持ったからこそ強くなる事件解決への思いがあったのだと解釈すると必要な要素であった。これ以上のテロ行為の阻止とジュリアを殺した連中への恨みの強さがより伝わってきた終盤であった。

国を守らなければいけない立場の人間が間違った正義感というか己の名声の為に周りに構わず愚行を働く。内部に毒有り系はよくあるが、本作は飽きずに、どちらかと言うと楽しませて頂けた。ありがとう。?
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