Kenzo

大仏開眼のKenzoのレビュー・感想・評価

大仏開眼(2010年製作のドラマ)
3.1
NHK古代史ドラマ。脚本は『麒麟がくる』の池端俊策氏。奈良時代、聖武帝の大仏建立を物語の中心に主人公吉備真備、ライバル藤原仲麻呂、聖武の娘、阿倍内親王(孝謙帝)の3人を軸とした貴族社会の姿を描く。
阿部内親王をヒロイン的なポジションに置いたたため、史実では孝謙の寵を受けた道鏡の存在はスルーされた。その代わりに真備と共に唐から帰国した玄昉を破戒僧として描き、市川亀治郎(現 猿之助)が嬉々として演じている。

貴族社会の争い、飢饉、天変地異。そんな世の中で当時の人々がどの様な思いで大仏を建立したのか?それを問いかけるドラマ。
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