腐敗しきったスーパーヒーロー達をぶちのめそうとなんの能力もない一般人グループのザ・ボーイズが立ち向かうという設定だけでも面白いし、実際見てみたら面白かった!
R18なだけあってグロくてえげつないのも最高。
結局タレント事務所みたいなヴォード社とか、クズなのになぜか同情を誘われるヒーロー達とか引きながらも笑ってしまうブラックユーモアが散りばめられていて好き。
スーパーヒーロー達を追うザ・ボーイズのメンバーが特別正義感の強い善人な訳ではないのも良い。
あと見ててフェミニズム要素を結構強く感じたのが一番印象的だった。
社会問題への風刺は多くあるんだけども男性から女性への性的暴力がわりかし表に出てきていたり、イメージ戦略としてセクシーコスチューム着用を強要されて「私の体は私のもの。露出具合も私が決める」と反論するアニーのシーンとかまんまそれだと思った。