このレビューはネタバレを含みます
スーパーパワーで人助けをするヒーローたちを包括的にマネジメントする大会社ヴォートがある世界で、ヒーローに近親者を殺害された人たちがヒーローの独善的な側面やクズ化している内部事情を暴こうと奮闘するドラマだけど、その中に社会問題を詰め込んだり、人格の歪みを描いたりと見どころがいっぱい。シーズン1では新人のアニーakaスターライトの出世譚をまず性的暴行で夢を壊し、普通の機材屋のおにーちゃんの恋人がスーパースピードヒーローに粉々にされるとこから始まる。
社会的影響力を持ったヒーローたちがクズ化していたり、スポーツ選手の薬物汚染や人体損壊描写、犯罪の解決の仕方が犯罪者を木っ端微塵にする解決方法など正義と暴力の是非など盛り込まれて今ある社会問題と同期した作りが面白かった。
しかし、その社会問題をどうのというのが主軸ではなくて、弱い人間の強さとスーパーヒーローの弱さを並列させていくとこがすごい面白かった。
スーパーパワーを持っていても完璧でないヒーローたち。
さっさと失脚する水棲生物と会話できるディープをもっとみたい。
彼は漁業をどう思ってんだか。
で、いい感じになった女の人がビッチで彼のエラに手を突っ込むとことか、身体への尊重のなさが逆差別的に描かれていたり、ヒーローの頂点ホームランダーの圧倒的クズっぷり。
非現実的なんだけどすごいリアルに思えてくるからおもしろかった。
