み

SPEC〜翔〜のみのネタバレレビュー・内容・結末

SPEC〜翔〜(2012年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラマの勢いのままに鑑賞。
1年後の設定なのね。

これさー、好きなポイントと、んー…ってなるポイントが二極化してて難しいなーと思って。


😢
完全に私の好みの問題だけど、既存の完成されたバランスの中に新しいメンバーが入ってくるのがめちゃくちゃ癪に触るんですよね。だから冒頭で2人新しく入ってきたところで、え、未詳のメンバー3人で行かないの??と思ったし、感情の出発点がマイナスからだから2人のキャラが喋るたびにうるせえなぁキャラ濃いなぁと思ってた。まあでも確かに既にキャラが(いい意味で)濃くてバランスの完成された関係性の3人の中に新しく入れなかんってなったらああなるのもわかるけどね。結局中盤で係長が見抜いてたところで2人が入ってきた理由がなんとなくわかって、正規に配属されてた訳じゃないってわかってめちゃくちゃ安心した。やっぱり未詳のメンバーはあの3人だよ。
未詳を内側から壊すための2人だったのかな?津田が関係してることはわかったけどまだまだ謎が残ってて、でんでんさんがやってる方は津田関連だと思うけど、北村一輝さんは結局なんだったの??最後えらいことになってましたけども…。

❤️‍🔥
最終回の当麻の謎が明らかになったのにはびっくり!!!このスペシャルドラマの初っ端からニノマエの死を断定してた理由もそこで分かって納得。
こういうドラマ本編から少々時間が経ってると関係がギクシャクしてるっていうのはなんだかありがちな気がするんだけど他で見た記憶を全く思い出せず。

瀬文がさ。SPECを使ったのを「卑怯だ」って言ったのがさ。あまりにも瀬文らしいし、ちょっと分かるなぁと思っちゃった。
あの習字の紙ばら撒きからの「いただきました」はSPECだとおもってたというよりかは、頭がいい人特有の自分のルーティーン的なものだと思ってたし、瀬文もそれはなにやってんだこいつ…と思いながら見てたし。書けないなら書くなって言ってたもんね。
まあそういう当麻の変わってる一面はありつつも、なにか特別な力を使って2人で解決した訳じゃなくて、刑事らしく(?)2人が捜査して、解決にこぎつけた物語だったから、当麻のSPECが明らかになった時にびっくりしたのと同時に、使えちゃうんだ…ともちょっと思ったのよ。
もちろんそこでなぜ当麻の左手が狙われたのかとか、そういうところの謎が分かったのはとても良かったけどね。
でも2人があの絶妙なテンポ感でやりとりしながら奔走して解決していくのが好きなんだよなぁと思ってたから、その今まで2人が積み重ねてきたものがSPECがあるってことでなんか違うものに変わってしまうんじゃないかとか、使えたのに使わなかったのかなとか、そうとも捉えかけちゃったから、瀬文の「卑怯だ」っていうセリフにちょっとわかるかも、と思っちゃったのね。
でも瀬文はきっとそんなことで「卑怯だ」なんて言ってなくて、瀬文は不器用でなかなか自分では気づけないけど、 2人で解決してきた事件は2人の絆を構築してきたものでもあって。
瀬文は自分の命はどうなってもいいと思ってるけど、でも周りの人には絶対に死んでほしくないと思ってて、それは当麻に対しても思ってる。だから死者を呼び出せるなんていう限りなく死に近い場所にいるような当麻を見て、そんなものを使わなくても、普通に生きていたって事件は解決できる、ってことを言いたかったのかな、と思うけど上手く言葉にはできないから、全部行動で示したんじゃないかな。そう考えれば海野に左手の感覚を完全に奪わせた理由もスッと入ってくるというか。

いつもの当麻であろうとしながら、涙を流して自分の手をゴムみたいって言って瀬文をぶつ当麻の手を取って、手を握ってお前の手は温かいよって、もう、もうさぁ……
でもその自分の手の温かさを当麻が分かることはないんでしょう…………
しかもこの手の握り方が天才だと思う(なんかキショくてごめん) 普通に手を握ったりとか、手を繋ぐとかじゃなくて、手を受け止めるって表現がしっくりくるというか。 
この2人の関係性を表す言葉はないんですか!?!!?!!あまりにも良い。凸凹コンビだけど、お互いを信じてる。でも決して恋仲ではない。(ここマジで大事)
こーんな天才的なバディものがあるかね。

あのおまけ映像?超好きなんだけど。

志村は操られて瀬文に銃を向けてニノマエのSPECで銃撃されたわけだけど、結局志村を操ってたのは誰だったんだろう?まだまだ映画もドラマ零もあるからそこらへんでわかるのかな。
面白いから早く観たいけど観たら終わっちゃうのが嫌すぎる……( ; ; )
み