ステージ上でのネタ自体はアメリカンジョークで、自分(と、たぶん多くの日本人)のツボと違うんだけど
当時の人種とか宗教とか政治の背景があって
この時代にこの主人公がこの漫談をやっていることが存在として尊くて、笑いってこういうことだなと気づかされる。
音楽も衣装もインテリアも常に最高に洒落ているからこそ、その上に乗っている下ネタや風刺を楽しめる。
毎回ミッジとスージーとの何気ないやりとりで泣けてしまう。
「母親としてのミッジが描かれていなくて共感できない」というレビューも見かけたけど、
実際は子供と過ごす時間があるけれど、そこを極力削ることで
妻/母からの変貌を描いているのでは?と思った。