大野大福改め坂元裕二名義に戻して脚本を担当した2003年11月8日にフジテレビで放送された深夜枠ドラマの続編。
好評のため続編が作られたようだが…
どこをどうしたらあの出来で好評になるのかが理解できないのだが…
あの一本目から面白い話が作られるわけもなく…続編も同様に全く面白くない。
そもそものキャラ設定が全くよくわからないのが大きな要因だろう…
瑛太は風呂屋の息子で、佐藤隆太は何してるの?なぜ金がないの?なぜ空腹なの?君たちは仕事は何してるの?風呂屋で働けばええんちゃうの?
風呂屋で働く様子もなく、いつも風呂屋で喋り倒してるだけ。そして前作同様に町内会のイベントに、にべもなく参加することに…
今回は柔道大会。
その優勝賞品が松茸。
何日も食べてなくて空腹だから松茸を食べるべく参加するのだが…
もうこの時点で破茶滅茶。
ツッコむのも阿呆らしい…
そんな中で一際華を添えていたのが梅宮万紗子。梅宮辰夫を伯父にもつ彼女は全盛期の北川景子のようでメチャクチャ綺麗。
そういや、昔けっこう好きだったのを思い出す。最近めっきり見ないと思ったが、まだ女優業はやられてる模様。まだまださらなる活躍を期待したい。
それ以外は…てんで見るに値しない。
永山耕三の演出も自主映画みたいでグループショットの長回しばかり。殆どカット割りもしないし、画作りにも拘りが見えない。
しかし…この脚本なら誰が演出しても、誰が演じても、おしなべて損をすると思う。
いくら自分が若手だったとしても…これを演れと言われて…割り切ってやれるかどうか…
『大豆田とわ子と三人の元夫』で、あんなにうまい会話劇を書ける人が…こんなに下手くそな脚本を…やはり同じ人とは思えない。
このふざけた感じは、ちょっとクドカン意識してるのかなぁ…なんか坂元裕二の色じゃない。やらされてるのか?やっつけ仕事か?
小栗旬の目が完全に今と違うんですけど…
みんな顔をイジって大きくなってくのね…
それが芸能界という異次元の世界なのか…
この時なんてただの兄ちゃんやん。
その辺にゴロゴロしてる。