けもっち

ナルコス:メキシコ編 シーズン3のけもっちのレビュー・感想・評価

3.5
最初は相関図欲しいくらいだったけど、カルテルの名称、メンバーの名前などかなり頭に入ってきたぞ。

フェリクスが逮捕されて勢力図が変わってしまった。もともと仲が悪かったティフアナとシナロアが戦争状態に。S3はアマドが主人公みたいだけど彼はまた別のカルテルだし、話が分散しててどこに注目すればいいのやら。

空港でエル・チャポ危機一髪。巻き込まれた市民が気の毒すぎる。枢機卿も巻き込まれたらしく、実際にあった事件なのか気になってググってみたらやはりそうだった。「エル・チャポ」ではもっと複雑な陰謀が描かれてるみたい。政府も真っ黒…。アマド、女とイチャついてる場合じゃないよ!と思ったけどどちらが真実なんだろう?

語り手がDEAのウォルトからラ・ボスの女記者アンドレアになり最初誰よ?と思ったけど、アンドレアのキャラもビジュアルも好きだわ。ウォルトはプライベートも犠牲にして頑張ってるのに報われなさすぎてつらい。ていうかDEAが煮え湯を飲まされている…。情報提供者に騙されて酷い目に遭うのコロンビア編でもあったし。

フェリクスのアマドに関する予言当たってたな。でもアマドって他のボスと比べて凶暴で恐ろしいイメージはほとんどなかった。ティフアナとシナロアが戦争してる間にうまく立ち回った感じ。忠誠心が薄いと言われていたのも頷ける。突如出てきたエル・マヨはいいキャラしてたな。イケメンだったし。ビクトルは正義感に目覚めたものの一人で太刀打ちできる事件ではなかったね。今もまだ続いている事件だなんて。

正しいことをしようとすると命を狙われ、政治家も警察も軍隊も汚職まみれ。恐怖や暴力で支配されることの恐ろしさをこのシリーズ観てひしひしと感じた。とはいえ見応えアリでハマってしまったのでもっと続きが観たかった。次はチャポの時代なんだろうな。「エル・チャポ」観て補完しようかな?
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