このレビューはネタバレを含みます
一堂に会した政府要人が全滅した際政府機能を喪失する危険を避けるため、議員や閣僚を隔離させておき、有事の際にはその者を大統領として政府機能を維持させる、この者と制度を指定生存者という
これが原題DESIGNATED SURVIVOR、指定生存者制度
政府首脳が全滅するテロが起こり、指定生存者として大統領に就いたトム・カークマンの物語
政治家としての能力を持たなかったトム・カークマンが大統領として成長していくドラマと、前代未聞のテロに立ち向かう陰謀劇としてのドラマ、
この作品は二つの顔を持ちますが私は前者の顔が特に好き
特にお気に入りのシーンは二つ
大統領に就いた初日、トムとスピーチライターのセスの二人が重圧に潰されそうになりながらも互いの責務を確認して立ち向かうシーン
そしてシーズン終わりにトムがモス長官を指定生存者に指名する際、私は今まで指定生存者に指名されることを罰だと感じていた、しかし今回は光栄に思う、と返すシーン
