アネモネ

最高の離婚のアネモネのレビュー・感想・評価

最高の離婚(2018年製作のドラマ)
3.8
ソン・ソック目的で視聴🤍

2013年の日本で放送された
本家 “最高の離婚”も評判がよいみたい
だけど残念ながら未視聴(今度観てみよう)

という事で、日本版未視聴で何の
予備知識もないまま、
尾野真千子 → ペ・ドゥナ も、
真木よう子 → イエル も、
綾野剛 →ソン・ソック なのは、
うん, なんか理解できるけど、
瑛太が演じる主人公が→ チャ・テヒョン、
ってとこだけイメージが湧かずに視聴を開始。

なかなか面白かった、
けど、正直 長かった😅

長い理由は、、
(以下、少しだけネタバレ)






 

主人公の心情をそれは
細やかに丁寧に描いているから。

ソンム(チャ・テヒョン)と
フィル(ペ・ドゥナ)が離婚を経て、
互いに本当の意味で相手を知り、
徐々に自分の気持ちにも気づいていく
過程が…これが“牛歩”並みにゆっくり
なペースなんだわ💧

時に二人のバトルだったり、
どちらかが誤解してすれ違ったり、
ソンムの理屈っぽい独り言(とは
思えない声のデカさ笑)だったり、
一歩進んで、またニ歩下がりを
繰り返す二人。

自分の思い込みで判断せず、相手の話を
ちゃんと聞いてみれば、そんな遠まわりせず
済むのになと、もどかしい。
だけど、そんな不器用な二人だから
一度 離婚してリセットしなきゃ、
前に進めなかったんだよな、って話。

理屈っぽいわ、神経質だわ、
(さらには決してカッコよくもない)
私だったら、こんな男とは暮らせないや!
って感じるソンム。
でも後半になるに連れ、彼の根の優しさや
憎めない魅力も少しずつ見つかって。

フィルのキャラクターも韓ドラあるあるで、
物語りの導入では、人物描写をややオーバー
に描くため、1話の始まりからしばらくは、
「大らか」というより、ただのズボラで、
何もせず、できず、相当にハズレな
嫁に見える設定で。
こりゃ誰がダンナでも離婚を考えるかも、
っていうヒロイン。

でもこれは、離婚を考える当時のソンムの
目に映る妻の姿だったんだろうね。
中盤から後半にかけて徐々に相手の本当の
姿が見えるようになってからのフィルは
すっかり別人でした。

セカンドライン、
お目当てのソン・ソック演じるジャンヒョンと、
イエル演じるユヨンはとてもお似合いのカップル。
(後年に『私の解放日誌』で、カップルではないけど再共演を果たし、二人とも本作とは全く異なるキャラクターを演じているのが比較してみて面白い)

ソックは期待を裏切らず、ドラマ前半では
火野正平ばり(古くてスミマセン)の女は皆
放っておかないだろ的な、母性本能をくすぐる
魅力を存分に魅せてくれ、ふわふわとした
掴みどころのないダメンズぶりを好演。
後半は、心を入れ替えて一途にただ一人を愛そうと奮闘する天然で可愛らしいソックに癒されます。
正反対のソンムとジャンヒョンの
絡みもよかったね。

色々なソックを堪能できたことが、
一番の満足❤︎
アネモネ

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