horry

テバク〜運命の瞬間〜のhorryのレビュー・感想・評価

テバク〜運命の瞬間〜(2016年製作のドラマ)
3.5
粛宗-景宗-英祖の時代、英祖に兄は生後二ヶ月で亡くなっているが、その兄が生きていたら…という設定。ラブロマンスが一切ないのも良かった。
英祖は米びつ事件で有名な王で、ドラマで暴君と描かれることが多い。この作品では、英祖をヨジングが演じていて、心優しかった英祖がどうしてワンマンな王になっていくのかが書かれている。
物語のメインは、英祖の兄ペク・テギル(チャン・グンソク)。賭博のいかさま師が、兄として弟を守りながら民を思うもう一人の王とでもいえる存在に成長していく。復讐劇でもあるけど、年月が経って兄と弟の価値観の違いが明確になっていくあたりがテーマかなぁ。

素晴らしかったのは、粛宗のチェ・ミンス。この人が出てくると途端に画面に迫力が出る。恐ろしい迫力で、粛宗が亡くなってからはこじんまりしてしまった。
あと、ペク・テギルの父のイ・ムンシクも良かった。最初はどうしようもない駄目な人なんだけど、途中から大活躍。そのギャップが見事でした。
horry

horry