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ハケン占い師アタルのABBAッキオのレビュー・感想・評価

ハケン占い師アタル(2019年製作のドラマ)
3.6
 2019年テレ朝遊川和彦脚本。それぞれが悩みながら働く7人からなる広告代理店の落ちこぼれ部署に、派遣で来た女性、実は占い能力のある自分に嫌気が指しての派遣社員だった。彼女と接することで各社員の悩みが解決あれ、働く意欲を取り戻す、というドラマ。7人は自信のない女性社員、コネ入社社員、モラトリアム系、過去の栄光系、自分だけ専念系、八方美人ボス、腰巾着部長と、どこでもありそうなキャラクターを戯画化しているが、キャスティングがよく自然に見られる。何より、多面性のある難しい役を自然体でこなしているように見えるヒロイン、杉咲花には驚かされる。
 GTOや女王の教室といった話題作の遊川脚本にしては比較的ソフトで見ていて共感できる。ただ、妊婦女性にしては走り回ったり、かごの鳥を野に放ったり、ちょっと無神経なところがあるのと、最終回の結末は今ひとつと感じた。
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