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セックス・エデュケーション シーズン1のshunのレビュー・感想・評価

4.2
2年半前にシーズン1の最終話まで行って止まっていたのですが、「ナイル殺人事件」のエマ・マッキーが美しすぎたのでもう一度最初から観てみることにしました。

ある程度内容も覚えていましたがそれでも1日で観終えてしまった。題名からなかなか攻めていますが笑あり涙ありのコメディで、ネトフリ会員であればぜひ一度見て観てほしい作品

イギリスの片田舎の高校が舞台ですが形式としてはよくあるアメリカの学園ものと同じ感じ。
性に悩む個性豊かな若者たちの日常をセックス・セラピストを母親に持つ少年を主人公に描く秀作です。

話が進むにつれて登場人物それぞれが抱えるものが明かされていって結局主要キャラみんな魅力的。

まずエマ・マッキー演じるヒロインのメイヴは見た目も性格もかっこいい。12歳でジェーン・オースティンの著作全部読み終わったという勉強家でありながら複雑な家庭環境や変な噂から逃れられない状況に悩んでいて応援したくなる。なかなか主人公のオーティスとくっつかないのでもどかしいです。特に最終回のすれ違いはつらかった…

そしてもう1人メインでエイミーというキャラも好き。所謂おバカキャラですが頭空っぽすぎて言動が毎度面白い。イギリス人なのに自分の国に大統領がいると思っていたり「自分の叔母は蜂に食べられた」と発言したり…
そんな彼女も彼女なりに悩みがあって、自慰の快楽に目覚めるシーンとか特に好き。メイヴとの友情もシーズン2以降で掘り下げていただきたい。
それにしてもヴィーガンネタはいつ聞いても笑えるから大好きです

ほとんど医学用語か下ネタ、スラングですが他では絶対学べない英単語を学べるのもいいところ。

個人的には妊娠中絶手術の3話と写真が出回る5話が特に感動した回。
“It’s my vagina.”なんてセリフで泣かせてくるのはこのドラマだけです。

誰もが経験する“性”にここまで真正面から向き合い感動できる青春ドラマはそんなに無い。今度こそシーズン3までちゃんと観ようと思います。








初観賞記録2020/9/20 3.7
次がすごい気になる。題名からは考えられないぐらい面白くて感動もある。でもイギリスの学園ってこんなアメリカっぽいの?と思ってしまうところはあった。
なんだかんだ言って登場人物全員魅力的。特にエイミーがなにも分かって無さすぎてからっぽでかわいい。目覚めるシーンも好きだった。次のシーズンではもっと出てほしい。
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