鬼泣斎

ミッシングナインの鬼泣斎のネタバレレビュー・内容・結末

ミッシングナイン(2017年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

衝撃の最終話。韓ドラ史上に残るのではあるまいか。
飛行機が墜落しようと崖から転落しようと島に捨てられようと蘇り、その度ごとに他の人物たちを恐怖のどん底へ叩き込み、あまつさえ実際ある者らは地獄送りにもした韓国版ジェイソンが、あと一息ってところで説得に応じて突如改心し、最後は屋上でペンキまみれになりみんなと大笑いして大団円を迎えるという。30年以上前、おニャン子クラブに「アレレレ」という迷曲があったのだが、それを彷彿とさせる不条理なのである。そこまでは(「おバカちゃん」では良き弟だった)ジェイソンの怪演と、各回ちょこちょこと放り込まれるドリフ的なギャグとで、なかなかに逸らす処が無く、途中「このドラマ、実はシットコムなのでは?」と怪しんだ程だったんだけどなあ。残念。
カーテンコールのつもりだったとしか思えないが、だとしたらせめて島で死んだ2人くらい呼ばないと、素直な視聴者は呉越同舟の解釈に悩むんじゃないか。
「セム」は検事で格好イイです。
鬼泣斎

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