【第71回エミー賞 コメディ部門作品賞ノミネート】
ナターシャ・リオン主演のドラマシリーズ。エミー賞ではコメディ部門作品賞他全12部門にノミネートされ、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞を受賞した。
面白かった！ナターシャ・リオンは話には聞いていたけど初めましてだと思う。ショーランナーも務めた高評価ドラマという噂に偽りなしのコメディ。
いわゆるデスループものでありながら、見せ方や物語構造に工夫があり飽きない。そしてやはりナターシャ・リオンが素晴らしい。ハスキーな声で飄々としたキャラが好きだ。彼女の魅力を発揮するためのドラマと言っても過言ではない。
エンディングは「それでいいの？」という感じ。もう少し捻っても良かったのではと思わなくもないが、妥当なオチの付け方だったと思う。
死のループから抜け出すという軸があり、そこに貧困や過去のトラウマといった要素も巧みに取り入れている。
とにかくナターシャ・リオンのためにあるようなナディアというキャラクターが痛快で最高。物語ももちろん面白いんだけど、それ以上に主人公のキャラクター造形と本人の魅力が光る良作ドラマだった。
ドラマを一気見したのはいつぶりだろう。それくらい次が気になって仕方ないミステリー要素も存分で楽しかった。コメディということで一話が30分弱と短いのも美点。シーズン2も好評みたいだがどうかな。ここで一応話は終わっているからもう少ししたら見てみようかな。
