さき

絶叫のさきのレビュー・感想・評価

絶叫(2019年製作のドラマ)
5.0
いろんな場面で震えた。
生きたい、愛されたい、みんなそう。
自分以外の人からも認めてもらいたいし、自分も自分で認めたい。
だからこそ、自分で居場所を作った陽子のことを思うととても心が痛かった。

そう思うのは、俳優陣の演技がとにかく凄かったからだと。
絶望の淵から這い上がろうとする陽子(尾野真千子さん)の姿。
陽子と同じ「女性」であり、少し通ずる部分もあって本当に目が離せなかったのと同時に痛かった。
陽子と神代(安田顕さん)のヒリヒリした愛憎漂うあの「間」が凄かった。
陽子と母親の妙子(麻生祐未さん)の関係も。

見応えがあり余韻がずっと残る、素晴らしい作品でした。
さき

さき