帰ってきたウルトラマンの42の情報・感想・評価

エピソード42
富士に立つ怪獣
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ハンソクマケ

ハンソクマケ

演出:佐伯孚治と知って合点がいく。蜃気楼に踊らされた岸田が村民に向かってミサイルを撃ちまくるシーンは、大真面目にやっているけれど大笑いしてしまう。後の東映不思議コメディに連なるシュールさがしっかりと感じられるね。 しかし蜃気楼怪獣とは…。怪獣を「居ない≒見えないけど(フィルムの中には)居る」ものとして扱ってきた作品のテーマ的には逆の、「見えるけど居ない」怪獣。当然最後は居るものとして処理されるが、終盤に来て作品テーマ自体を逆手に取った、ということだろうか。 ところで、この時期の怪獣がある種残酷な倒され方をすることについて、それも居ない怪獣を居るものとして見せるための生々しさなのでは、と思った。
おらが春

おらが春

富士に立つ怪獣パラゴンが見せる蜃気楼(?)によって事故が多発する話。ストラ星人の作戦、実行した内容に関してはメトロン星人のそれと異なるけど、ゴールとするところが「人間を自滅させる」なのが奇妙な共通点。 MATの科学力を信じ、固執してしまう岸田隊員の気持ちもなんとなく分かる。その結果があわや同士討ち一歩手前なのでなんとも言えないけど。 今回は特撮がめちゃくちゃ楽しいというか、特に力入ってる回だったな。 郷・南・上野の頭のすぐ上を飛んでいくマットアローや、クソデカパラゴン、蜃気楼のパラゴンを通り抜けていく新マン......当時の本気を見たような気がして楽しかった。 そういえば村のお巡りさん、『ウルトラQ』のケムール人回で出てきた刑事役やってた俳優さんだった。懐かしい。
Hiro

Hiro

富士に立つ怪獣が案外とデカいのは面白いと思う!
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