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パーフェクトワールドのyokoのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトワールド(2019年製作のドラマ)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最近、車椅子バスケに接する機会があり、桃李くんの主演なら、と鑑賞。
車椅子のドライビングテクニックや半身不随の体の使い方等、桃李くんは大変な苦労があったろうと推察する。そして、そんな努力を誇示するでもない淡々とした桃李くんの演技。さすがでした。
主人公ふたりの優等生清純ストーリーのベタさは想定内だけど、中盤以降の恋愛のすれ違いやらどろどろやらが、ストレスフル。散々周り巻き込んでイラッ。
桃李くんを取り巻く女達が、一昔二昔前のドラマによくいた自己犠牲と自己愛の強い困ったちゃん達で、誰にも感情移入しづらかった。
転機となる地震のシーンも、桃李くんが資材の下敷きになって死ぬかもしれない、となってたのに、彼女の細腕であっさり持ち上がって抜け出せたり、その後病院にも行かないし。避難所の人たちや地震倒壊もその後何事もなかったかのような雑さ。安易に実際にあった災害を出してくるの、どーよ。
それから、お父さん。あんた50年近く生きてきて、力こぶだけが強さじゃないことくらい、気づかなかったんかい。市役所の福祉課勤めのあんたの生き方自体が愛する人を守っていることでしょうが。
障害ある人が子供をつくる、ということについても、最後に取って付けたように触れたけど、もっと深掘りして欲しかったし、結婚するなら、それこそ大事なポイントでしょう。
脚本も演出も古くさくて冴えなくて、桃李くんだけが数字の責任とらされたんじゃないかと気になったけど、最後は瀬戸康史くんと山本美月ちゃんのご結婚のハッピーエンドということで、ま、いっか。
評価は桃李くんでプラスしてます。ふー
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