脚本がダメダメ。全体像が定まっていないで出たとこ勝負の思い付きで付け足していったのでは?とさえも思えた。
前編の清朝モノは所作やしきたりなど文化の香りもあり、史実を踏まえたスケール感もあったが、舞台が現代に移ると、成金感しか感じなくなる。
甘粛省のシーンでは一気に昭和感。石原裕次郎が出て来そう。異母兄弟、異父兄弟が入り乱れての愛憎劇はお約束だけど、お母さんの過去の行動が理解不能。実は全てこの人のせいでは?
前作に続いて主人公が次々に男を乗り換えて行くが、そこまで愛されるキャラとしての説得力なし。
後半は、この破綻したストーリーがどう収束するのかという興味だけで飛ばし飛ばし観た。
まあ、最後まで観させたという意味ではそこそこ面白かったのかも。ただ、輪廻の恋は描かれていません。