まるもち

女医明妃伝~雪の日の誓い~のまるもちのネタバレレビュー・内容・結末

女医明妃伝~雪の日の誓い~(2014年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラブストーリー要素もありますが、男尊女卑の中で偏見や嫉妬にも負けずに、立派な女医になるサクセスストーリーでもあります。
女医物語としては☆5だけど、ラブストーリーとしては☆1。
序盤で裏切り者や黒幕は視聴者側にはバレてるので、いつ天罰くだるんかと思いながらイライラしますが、ちゃんと成敗されます。
リウシーシー演じるヒロインの允賢(インケン)は皇帝の弟のキギョクと恋仲。結婚もし、子供も授かりますが、皇帝のキチンも允賢が好き。キチンは允賢の気持ちを知っているので、静かに一途に影から愛し続け、守り抜くって感じで切なカッコいい。キチンと結ばれるんか?って期待しましたが、最終回の最後の最後に2人は再会して終わり。
キギョクも40話までは、兄想いで允賢一筋って感じやのに(35話で仕方なく娶った、女ライバルのオウビリンと共寝しますが)帝位に執着して兄に嫉妬するあたりから転落。ここらへんから、允賢も情だけでキギョクを慕ってる感あるし、キチンへの敬愛も尊敬なのか友情なのか愛なのか曖昧。作中でキチンと結ばれる事はありませんが、キギョクへの一途な愛があった時でも、允賢とキチンの絆はそれをかなり上回ってる感じでした。
23話と40話でキチンは愛の告白をしますが、報われないけど無理強いせず、嫉妬に狂う事なく。その気持ちを知ってるキチンの皇后も允賢を信頼していて、キチンも皇后を大事にしていて、允賢も2人が好き。みたいな幸せな三角関係が最後まで続きます。皇后いい人。
中国ドラマは女性同士の愛憎劇ってのが定番ですが、女性が医術に長けてるのを妬む男達の嫌がらせもプラスされて、敵だらけなドラマ。男の嫌がらせもなかなか怖い。程十三って医者が極悪。
最後数話で、オウビリンが允賢に盛った毒薬を誤って飲んだキギョクが死ぬし、直後に允賢も流産するし、しれーっと皇后死んでたし、敵対してたキチンと孫皇太后もなんやかんやで終幕したしでバタバタと終了。
キチン推しに唯一救いなのが、キチンが愛を込めて贈った腕輪を絶対に肌身離さず付けていた允賢。最後まで付けてました。後日談欲しかった、、、
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