ゆっきー

マーベル インヒューマンズ シーズン1のゆっきーのレビュー・感想・評価

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すべての「絆」はハワイで見つかる
日本に輸入される前から、酷評にさらされ、打ちきりが決定したマーベルドラマ。
蓋を開けてみると、そこに広がっていたのはハワイの大自然と俳優たちの真剣な顔だった。
正直に言うと、この作品は痒いところに手が届かない部分が目立つ。
・そもそもインヒューマンズの能力がフル活用されない
→主人公ブラックボルトが性質上、力を使えないのも難点
・道中で出会う善人の地球人が、あまり出番をもらえない
→見たかったキャラの絡みがことごとくなくなった
・後半、白熱するキャラの言い合いがほとんど堂々巡り
→段々、観ている側の思考が停止しそうになる
アメコミ原作を売りにしておいて、インヒューマンズたる力が示されないのは残念でしかない。
登場人物は、特に地球人で好印象な人物が多いが、王家ネタがいつまでも中心になってしまうので、クリスタルのロマンスも含め、気になったことを描いてくれないのが本当に辛い。
つまるところ、王家ネタ薄めの中盤が一番面白く、序盤が一番キツイようにも感じた。
もうハワイでくつろぐインヒューマンズご一行のほうが楽しいのではないかと思う一作。
ものすごく暇な方はご覧ください。
ゆっきー

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