夫婦を長く続けていると、ちょっとした不満でも澱の様に心の底に溜まって行き、いつの間にか取り除くことが出来ない程の存在になるのでは？夫にしたら突然と思うかも知れないが、妻にとっては当然の成り行きなのである。この辺りの描き方は上手い。
離婚を突きつけられて、夫は悪足掻きをしまくる。そんなカッコ悪い夫をリリー・フランキーが好演。小林聡美は独特の間の取り方がいつもながら好きだ。
ドラマとしてはまあまあ良かったが、劇中ドラマの脚本が陳腐。それと最後に岡田将生演じる弁護士の彼女の画像を見せられてゲンナリ。終盤が残念だったと思う。
