gcp

エールのgcpのレビュー・感想・評価

エール(2020年製作のドラマ)
4.0
初めて朝ドラ全話みたぞ!これをリアルタイムで観れたらとってもいい時間だろう。カムカムエヴリバディも良さそうのなのに完全に乗り遅れた、、、。
一番好きなのは、95話「鐘よ響け」かもしれない。みんないい俳優だけれど重苦しいシーンがつづいたあとの長崎の医師、吉岡秀隆の演技は特別す〜っと引き込まれて空気が違った。落ちろ、落ちろって言葉はまだ脳裏にこびりついている。戦争のところだと89話「戦場の歌」で大号泣。森山直太朗の存在は大きくて最初から最後までよかった!藤堂先生の手紙を読んだしょうこさんの涙はいつも明るかった分、辛かった。ドラマは長ければいいってことはないはずなのに、登場人物の誕生から死まで追えている分、1人1人の人生が丁寧に描かれていてすべてに感情移入できてしまう。子供の立場、親の立場、妻の立場。唐沢寿明もそうだし、薬師丸ひろ子は木更津のミレイ先生のイメージしかなかったけれど9話以降ず〜っとよかった!もちろん裕一音夫妻も。105話「夢のつづき」が実質最終回?当初思い描いていた2人の夢とは違うが自分たちだけではどうにもならない人生でも2人の危機ってのはなくて2人で歩めたからこそでた答えとなったステージが本当に良かった。今までのシーンがフラッシュバックするだけで涙が...。大変だけど夫婦だったら楽しいってのは心強いメッセージ。106話以降はラブコメに走ってるけど結構すき。特に116話「エール」は23〜25話「愛の狂騒曲」がリンクしていて長生きするっていいなと思った。花ちゃんのところでいうと叔母の吟ちゃんとの関係が良くて妹と違ってのめり込むものがなかった長女の吟ちゃんが才能について話すシーンにぐっときた。長女吟を演じ切っていた松井玲奈ちゃんは今後も注目したい。古川琴音ちゃんはコントが始まる、エール、偶然と想像とどんどん好きになる。最後に、大好きな池田先生。唾とばして話す池田先生。難しいといわれると興奮する池田先生。世の中の反響に対して一文追加する作品に真摯で仲間に熱い池田先生。仕事人間、池田先生がおそらく脳卒中で倒れた時が一番かなしかった。時代の終焉。ああいう人を巻き込めるパワーを持つ人に一番憧れる。どこまでフィクションなのか、菊田一夫を調べようー
gcp

gcp