るい

将軍 SHOGUNのるいのレビュー・感想・評価

将軍 SHOGUN(1980年製作のドラマ)
3.7

2024年真田さんでリメイク!📣


まだ詳細は未定ですが2024年huluにて全米公開されます。我らが真田広之氏は主演兼、プロデューサー。初の快挙ほんとうに嬉しい。おめでとうございます㊗️

真田さんは今までの作品において、時代考証や衣装、動きや舞台のチェックを休日返上でボランティアで一人でやっておられました。コンサルタントですが肩書は役者ですのでその分のお給料もなし、クレジットもされない、言える範囲にも限界があります。

基本的にアメリカは完全な分業制なので、いち俳優がそんな所に口出しをするのはNG。ですが、正しい日本を伝えたい、日本人が見てがっかりしない作品作りがしたいとの想いから現場でうまく立ち回ってくれていたんですよね。監督に交渉したり、美術さんへお願いしたり。そういった苦労をお話されているインタビューはたくさんあります。

で、今回は満を辞してプロデューサー就任。日本の時代劇に長けた日本人スタッフを雇い自分のチームを組んでこの作品を作ります。一部ティザーポスターなどが公開されていて見て貰えばわかりますが、ちゃんと日本の大河や時代劇のようなあつらえです。

また、真田さんがいつもおっしゃっている「東西の壁を壊したい」「次世代への架け橋となりたい」これもこの作品で実現することになります。日本人の俳優何名か出ますよ!真田さんアメリカから日本の映画界、俳優たちの支援してくれて本当にありがとう。

日本の配信情報はまだありませんが、期待して待ちましょう。1シーズン限りのリミテッドシリーズ全10話です!

ちなみに三船さんも正しい日本を伝えたいって言ってたんですよね。当時の日本人は残酷な軍人か、エコノミックアニマルとしてしか描かれてなかったそうです。今はちょんまげとヤクザなのでかわらんですな。真田さん三船さんの魂を引き継いで頑張ってー!!!👍

○設定について
吉井虎長(三船敏郎)は徳川家康モデル、戸田まり子は細川ガラシャがモデルなど実在の歴史上の人物からの着想ですが、物語自体は創作です。小説の著者は海外作家のジェームズ・クラベルで、彼もこれは〈ガイジン〉が書いた創作として是非楽しんで下さいねとおっしゃっています。

○あらすじ
日本に漂着したブラックソーン(按針)が吉井虎長(徳川家康)やまり子と関わりながら、日本の戦国時代の嵐に巻き込まれていく…


さて、ここからは来年配信に向けてのメモとなっておりますので内容に触れております。ネタバレですのでお気をつけ下さい。

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◾️DISK 其之一
「仰天日本文化と出会うの巻」

イギリス人航海士のブラックソーンが日本に漂流するが、とにかく不思議大国日本に仰天しっぱなし。

侍は気に食わんやつの首を斬り殺す落とす、いきなり地下牢に放り込まれる、ことあるごとに風呂に入れと言われる、お辞儀?って何よ、殿ってなによ?、名前にさん?ミスター?、おまけに殿や上役に言われるままに喜んで切腹する人がいる。

世界不思議発見🌍

日本人俳優はちゃんと日本語をしゃべる。英語はしゃべらない。物語を成り立たせるために、通訳として神父が間に入ったり、虎長のお付きのまり子が英語をしゃべれたりするといううまい設定。

ようするに日本語わからないアメリカ人視聴者は按針と同じ立場にあるわけです。よくできてるね。

虎長の検分の後またもや牢屋に放り込まれるブラックソーンだったが最後は何故か釈放される。

◾️DISK 其之ニ
「按針日本を学ぶの巻」

DISK2が何話に当たるのかよくわかりませんが、取り敢えず2枚目見終わった。だいたい1枚2時間半程度。

前回、ブラックソーン改め按針さんは牢に放り込まれ散々な目にあっておりましたが実はそれは虎長の策略であった。という流れ。

虎長(徳川家康)の敵は石堂(石田三成)で、石堂から按針を守るために図ったもの。そして虎長は石堂を打ち負かしたいと思っている模様。(まぁ、関ヶ原的なところに話はむかうのだが)

按針は虎長に、カトリック布教のため世界はスペインとポルトガルに領地を分ける事になっており日本はのちのちポルトガル領になるという不穏な話を伝える。

その事がきっかけで按針は三鈷杵(さんこしょ)の刺青をした阿弥陀団っていう忍者に命を狙われそうになったり、虎長が大老職を勝手に抜けて大阪を脱出したり、按針が旗本になって日本語学び出したりとどんどん話が進む。

あと、女は男をもてなす為におりますとか、少年の方がいいですか?とか風呂は男女一緒に入りますとか、ちょっとどーなん?日本人そんな風に見られてたら嫌だなみたいな描写も挟まりつつ、按針もなんとなく日本を理解してサムライ精神学んでいくって感じ。

虎長は大阪を抜け出し網代の村について按針をおろして自分は江戸に向かったから三船さんの出番は少なかったけど、その代わりフランキー堺演じる矢部(ヤブって下の名前)との心通わしていく。

あとさ、按針と虎長が踊るシーンあるんやけど、真田さん踊ってくれるんかな?楽しみだな〜💃🕺

◾️DISK 其之三
「按針誠の武士となるの巻」

ここでまり子の生い立ちが判明する。親は織田信長(ここではゴロダ)を殺した明智光秀(ここでは明智仁斉)の娘だった。

で、何故か虎長の腹心である戸田広松の息子の文太郎が助ける。助けるんだけど超ド級のDV野郎。昔の日本は男(地位の高い)が殺生与奪権を握ってる的な設定。

そのあともびっくり展開が続くんだけど、按針が触らないでねって庭に干してた雉がくさすぎたから庭師がうめたら、庭師殺されちゃって、按針の世話係のふじ子さんも自分が悪いから殺してって言う…

自分の行動や言動ひとつで人が勝手に死んでく日本に衝撃を受ける按針。

五大老会は、杉山が抜けまた4人になったので会議は開かれず、このままでは戦になる。戦を避けるには虎長が天皇の勅命をうけて将軍になるしかない。戦闘準備せよとの虎長。

そこへ大地震が起き、地盤沈下が。按針の勇気ある行動で虎長は助かり、按針は旗本となって横浜の領地をもらい200人の部下を得る。

でも按針がほんとに欲しいのはまり子だけなんだよ。

◾️DISK 其之四
「カルマ、まり子の覚悟」

ここまで見ると、主人公はまり子ですと言い切っても過言ではないんな。

日本人の侍や平民たち、日本人だけどカトリックの信者まり子、外国人の按針。このコントラストが肝です。

按針のためにとるまり子の行動な。
これが最後に繋がるんやなーと思うと…

正直、日本人が見ると「え?」と思う点が多かったですが、リメイクで真田さんがどう調整してくれるんか楽しみです!

以上!
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