パン

ロマンスは別冊付録のパンのネタバレレビュー・内容・結末

ロマンスは別冊付録(2019年製作のドラマ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

あぁほんとにNetflixには良い作品が多いね?

この作品は、"ラブストーリー"というより、"愛の話"と言ったほうが合ってる気がする。

毎日1話ずつ観てたけど、何故か今日はずっとこの作品を観ていたい気がして、イッキに最後まで3話分観た。繰り返されるその日付にハッとして、今日が4月23日ということに気付き、その偶然に何だかドキッとした。(観終わる頃日付は変わっていたけど。)

本当に面白かった。ただのストーリードラマでなくて、本の資源問題とか孤独で身寄りのない人の問題だとか、社会における女性の立場であったりとか。そういった提示・問いかけが盛り込まれていて、観る側に新しい視点を持たせてくれる。

キャラクターも、必要以上の人が出てこなくて(ライバル社の人とか。正確には出てきてもストーリーに関わらない)、ひとりひとりに愛着が湧く。これは最近、ほんとに大事なことのように思う。映画でも盛り込みすぎてそこまでいかない残念なものが多くあるから。(七つの会議とか特にそうだった)

ソン代理、ジユル氏、特に大好きになったなぁ・・・
実はみんな善い人なのも良かった。(理事も、編集者の人も誤解とか勘違いだったじゃない?あと途中でチソジュンの印象だけ悪くなったけどしっかり持ち直してた。)
仲間という感じがあって、素直に誰かの功績を認め合って祝福する。それを見て妬んだりせず、自分も頑張ろうと思う。これがあるべき会社のかたちだよなぁと思った。
ヘリンがどこかで2人を見かけちゃって〜邪魔して〜みたいな、そういう展開にならなくて良かった。


そして
『春から夏に、夏から秋に変わるとき いつその季節になったか分からないように いつ好きにったかなんて判らない』

『泣くなと言うより 肩を貸してあげたかった』

『本で世の中や世界は変えられない。でも足跡くらいは残せる』

ほんとに良い言葉が多かった

そして今ふとカン先生の「"一行"を伝える」の意味が分かった、きっとそれはこのドラマが私たちにくれた 最後の言葉


いつか誰かの頼りになる本になれますように、カンダニやウノのように 一生懸命生きよう。頑張ろう、ファイティン!


大切に本を読もう^_^
パン

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