HaebangIljji

ロマンスは別冊付録のHaebangIljjiのレビュー・感想・評価

ロマンスは別冊付録(2019年製作のドラマ)
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タイトルがものすごくハマってる!
“ロマンス”や“ロマン”の意味。

女性の育児休暇後の社会復帰の難しさや、大卒と高卒でのお給料格差。
女性の、仕事と家庭・出産への壁。
4回目観ながら、あぁ〜これって、歳もそうだけど、『82年生まれ、キム・ジヨン』
だよな。って、思った。
ら、カン・ダニの友達の名刺に書かれた名前が「キム・ジヨン」だった。
ありふれた名前だろうけど、この内容と、出版社の話だから、確実に意識した名刺だと思う。

本の扱い。
詩だったり。

個人的に涙腺崩壊したのは、8話目のコ理事の家での会話シーン。
ソ チーム長の話し。
あぁ。私もそういつも思ってて、ツライ。って。

コ理事の雰囲気が最高。

私が最近観た韓国ドラマはどれも、
韓国ドラマあるあるなラブコメなんだけど、社会的な問題をちゃんと描いている。
売れない本の、環境への影響。
でも、本って大事だよねって。
ラジオの音も、環境問題を扱ったニュースだったり。
根っからの悪い人がいないのも、人間描いてるなって思うし。
俳優が常に自然だから、観ていて幸せな気分になる。
もちろん、ラブコメだから許せる範囲。
コメディ抜いたら、許せない箇所は満載だけど、日本のドラマより、何倍も良い。

イ・ジョンソクの兵役前最後の作品だからか、彼の今までの出演作品のオマージュ満載なのも、観ていてにやけてしまう。

『好きだと言う代わりに 月がきれいだと言った』
『迷えばいい どうせ愛なんだ』
『泣くなと言うより 肩を貸してあげたい』
『言葉が見つからない時には 詩を読む』
『心を躍らせる本を 探すべきだ』
HaebangIljji

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