初めから暗く重く、軽い気持ちでは観られないな…と構えたりもしたけれど、圧倒的な脚本とキャストで丁寧に作られた名作だった🙂
どの人物たちも傷や痛みを抱えながら生きていて、そのクローズアップの仕方がとても丁寧。そんな人たちが交差していくことで、不幸すぎたジアン（IU）が変化していく様が本当に良く描かれていた。誰かに少し光が射すごとに、わたしの心も救われていくような気すらした。
「人間には治癒力があるはずだ」というようなドンフン（イ・ソンギュン）の台詞がずっと心に残っている。
辛い中にも、おじさん3兄弟の行動にくすっと笑わされたり、最終回では何度となく号泣させられたり…と、心を大きく揺さぶられた作品。大好きなチャン・ギヨンがチンピラ的悪役だったのも、新たな一面を見られて満足（ただの悪だけではなかったのもまた涙）。
わたしたちは幸せになって良いのだと、幸せになることを胸張って目指して良いのだと、生きる希望をもらえた作品。
