このレビューはネタバレを含みます
すごくリアルな人間ドラマ。(涙必至)
会社の出世争いで人を落とし合う会社の闇
家庭環境を引きずって生きづらさを抱える人
毎日死に顔で満員電車に乗るサラリーマン
リストラされて無職実家暮らしの40代
家庭を顧みず毎日飲み歩く夫たち
そんな薄暗く変わり映えのない毎日にある
下町の温かな人との繋がり。
最後間際までずっと心が苦しくて、号泣しまくっていたけど、ハッピーエンドで心がスッと救われた。すごく大好きな作品。
核家族化が当たり前の中暮らしてきて、
地域の人と交流のある社会なんてドラマでしか見たことがない。
でも昔は、隣人や親族、地域の人が集まって葬儀の手配やら何やら率先してやってくれるなんてよくあったことみたいね。
冷酷で個々に分離している東京も、
かつてはそんな時代があったのかな。
なんかそんな社会に生まれてみたかったな。なんて。