今シーズン3だけど、まとめて書きます。
見始めると目が離せません。見終わっていつも満足感あり。でもなんで?と言われるとなかなか難しい。
謎解きは結構いい加減で、ほったらかしの伏線や話の不整合はしょっちゅうです。
主人公の能力が常に示されるわけでもありません。おどおどしていた新人が成長していく感はありますが。
ではどこが面白いのか?
やはり皆さんが書かれている通りドラマの「世界観」が巧みに描かれ、それに魅了されるのかなと思いました。
レトロな時代設定と小道具や衣装、オックスフォードの街並み、貴族や城、エリート臭を撒き散らす大学人種、声楽曲など。
演出だけでなく、撮影、美術、音楽がホントにツボを良く押さえています。
そして主人公はオックスフォード出身者らしく衒学趣味でオペラ好きです(やたらに古典や聖書を引用するとか)。
でも軽蔑の対象である現場警官という、どちらの世界からもはみ出しものという設定も、こうした世界観を描くのに効果的です。
おまけですが、美人がよく出てきます。イギリスの刑事ものは、なぜか女性を綺麗に描かないのが常なので、これはうれしいです。
一作観て、世界観を気に入った方は是非。続けてみても失望しません。