世の中の非オタたちってたぶん、オタクがアイドルを好きでいる理由を「カッコいいから」「可愛いから」「擬似恋愛の為」ってそういう簡単なものだと思ってると思うんだけど違うんですよね。アイドルって自分が自分である意義を見失った人の自己承認の道具でもあるんです。
最初に「推しは自分なんです」って言ったじゃないですか。このドラマはあの言葉に尽きるんですよ。
推しとオタクって不思議な程似てるんです。あっさりしたアイドルのオタクはあっさりしてるし、策士なアイドルのオタクは大体計算高いです。あとアイドルの全てを肯定して推しが貶されることを嫌がるオタクは大体承認欲求と自尊心がバカほど高いので気をつけた方がいいですね。自分に似た子が頑張る姿が上手く行かない日々の糧になる。そして自分が本当は人にかけて貰いたい言葉を推しにかける。だから推しを否定されたら怒る人が多い。
最後が美談で終わるのが微妙だったな〜！愛さんがハナちゃんを守ろうとしたのは愛なんかじゃなく自分が今までやってきたことを否定したくないだけだし、大夢さんが推しに「もうオタクをやめろ」って言われたのは推しじゃなくオタクをしている自分が好きなだけだからだと思うんですよ。好きなものが同じで、同じ志を持って何かに熱くなれる仲間がいる自分が好きなだけ。熱くなれるものを持てない大人が部活ぶりに熱中出来るものを見つけることが出来るのがオタ活なので。そう思うと推しって愛なんかじゃないですよ、自己満です。
私なら夢さんに新しいアイドルにハマらせてチャトレで体に生卵垂らさせますね。
