このレビューはネタバレを含みます
キムタクのドラマかぁ……ま、どうせ料理作りながら、なんやかんやヒロインと恋愛になるんやろな……と思っていたら良い意味で裏切られた。
料理に全力をかけて、過去の大失敗からの逆転を狙う、とても熱いドラマだった。不用意に恋愛要素が絡まなかったのも、ちゃんと仕事に全力で取り組んでる大人達という感じが出ていて良かった。
かつてバラバラになってしまった仲間たちが集いつつ、新しいメンツも加わっていく…仲間が増えるのって良い……まるでワンピースみたいな熱さがあった。
エスコフィユのコンタミネーション事件は、もっとサスペンス色を入れてくるのかと思ったら、意外と真相はあっさりしてた。でも10話ならこれくらいが限界かもしれない。綺麗にまとまってたように思う。
しかし全体を通してだけど、尾花さん全てを見通しすぎやろ……エスパーかよ……。なんでそんなすぐ気づけるのに、エスコフィユはギスったんだよ……。エスパー級の見通しなのに、素直じゃないからかねぇ……。そこへあの素直な人柄の倫子シェフが居たから、グランメゾン東京は上手く回ったのかな。倫子さん、肝っ玉母ちゃんみがあったから、かなり良きでした。
あと、丹後シェフが徹頭徹尾イケメンだった。ライバルキャラとしてこの上なく、男としてめちゃくちゃかっこよかった。ほんと好き。gakuに最後に入ってきた結月とかいうシェフなんなの……アシスタント含めてクソすぎて笑う(笑)、とか思ってたら丹後さんですよ。かっこよすぎる。
みんな料理を食べてコロコロ改心したり心動かされたりするんだけど、料理の味が全く想像つかなくて凄い。1度食べてみたい。そういう意味でも、観ていて楽しいドラマでした。