シカまる

ファルコン&ウィンター・ソルジャーのシカまるのレビュー・感想・評価

3.7
元々、MCUフェーズ4のドラマ作品の先鋒を担うはずだった作品なだけあって、エンドゲームまでの世界状況を整理して、今後の展開を膨らませる非常に大事なひと作だった。

そういう意味だと、指パッチン後の世界の変化を割とフラットに描いていた「スパイダーマン:FFH」とは対照的に、真っ向に切り込んできた感じがある。これは今までのキャップの作品の政治的なメッセージ性の強さと通じるところだと思う。
また、「スパイダーマン:FFH」と対照的な点で言うと、"アイアンマンなき世界"をピーターたちが感じていたのに対し、"キャップなき世界"を中心に話が進んでいた印象。

キャラクターもキャップのシリーズのキャラクター総登場ってところが良い。
主役のサムとバッキー、コミックではヒロインになることが多いシャロン、宿敵であるジモとバトロック。そして、ブラッドリー家について語られたことも大きい。

エンドゲーム後にもう見れないと思っていた、キャプテン・アメリカを主軸とした話が、今後ますます展開されることがとても嬉しい。
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