シカまるさんの映画レビュー・感想・評価

シカまる

シカまる

名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)(2004年製作の映画)

3.2

怪盗キッドが登場することでワクワクで観はじめたけど、謎解きシークエンスは中盤で終了して終盤はずっと飛行機が舞台のパニック映画。

うーん…
そういった意味では求めていた作品ではなくて少し残念だった。

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.4

連続して発生した傷害事件。
その規則性にトランプを扱うことでのミスリードなども含めて、ミステリーとしてなかなか面白い。犯人の犯行動機は…うん、なるほどね。っという感じ。

目暮警部は「13」「10」「
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.8

『ゴジラvsコング』を観た時、
「あぁもう俺が観たいもん終わったな」って思ったけど、まさかの巻き返しが発生。
前作で吹っ切ったのか、完全シリアス脱却の爽快ヤンキー怪獣大戦争映画が爆誕した。

この感覚
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

有名2ch怪談「リゾートバイト」の忠実な再現映画……かと思いきや、さすが『きさらぎ駅』の監督だ。
あのホラーからの転調。
なのに後味はちゃんと悪いというアンバランスなバランスの良さ。前作よりもお遊びが
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恐怖と戦慄の美女(1975年製作の映画)

3.0

ホラー短編3作で構成されたオムニバス。
1,2話は現代のホラーやミステリーに慣れ親しんだ大体の人なら想像がつくようなお話で、見応えがあまりない。

3話目のシリキ・ウトゥンドゥよろしくな見た目の殺人人
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

サヴァン症候群の兄と、その兄の存在を初めて知った弟のロードムービー。なかなかにクセモノな弟のトム・クルーズは好かないが、段々と兄への愛情に気づいていくあたりが可愛らしかった。

貞子DX(2022年製作の映画)

3.3

ストーリーをウイルス拡散の謎解き重視に戻したのは良いことだけど、
その方程式がIQ200の主人公より先に解けた私はIQ201くらいでしょうか。

そして今作はシュールギャグが上手く機能していない『トリ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.1

原作読んだ時の想像とキャストは近かった。
特に本多は割と間宮イメージで読んでた笑

原作は構造が面白いな〜って思ってはいたけど、それを映像化するとこんなにパッとしないのか〜とは思っちゃったかな…笑

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

4.0

最高にハッピーなラブコメだぜ。
13歳のマインドで、仕事も恋愛も上手くこなす主人公に、観ているこちらも元気をもらえる。
自分もそんな気持ちで毎日を乗り切りたい。

そして昔は鈍臭かった幼馴染が、大人に
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アンナチュラル(2015年製作の映画)

1.5

殺人シロクマを見せろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!

総登場時間(腕だけとか含めて)は2分くらいだったぞ!!

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.5

雑誌のコナン特集で興味が湧いたので人生で初めて自主的にコナンの劇場版を観た。

義経記と京都の町を使った謎解きはなかなか面白かったし、手毬唄を使うって言うのもミステリ作品らしくて好き。

本編の内容関
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トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.4

程良いラブコメ。
ヘラヘラしてる金持ちのヒュー・グラントと堅物女のサンドラ・ブロックって役ピッタリだし。
けど「彼女とは寝てないよ」じゃねぇよ。
誘惑されてストリップポーカーしてたろ笑

それにしても
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卒業(1967年製作の映画)

3.8

この映画の正しい見方をしていないかもしれないけど、私はコメディのような感覚で観た。
そしたら凄い面白かった。
うぶで思春期拗らせてる青年の行動が最初は可愛げもあるように見えるけど、途中から狂気じみてて
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.7

前作がジュブナイル作品に生まれ変わった傑作だったのに対して、今作はオリジナルシリーズのライトなアメリカン・コメディへの原点回帰。
オリジナルメンバーもだいぶフューチャーされてて、昔の作品が好きな人たち
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

予想を遥かに超えてどえらい映画。
観終わった後の残響がすごい…。

あきらかに非日常なことが起きているのに、それが当たり前になってしまっている日常。そのアンバランスさが良いなぁ〜と思って観ていたのに…
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風鳴村(2016年製作の映画)

3.1

評価の割にはまぁ面白い!
訳ありな乗客たちを乗せたオランダの風車観光バスが冥界入りして、粉挽きの農夫に殺されてく!ポスターの村シリーズ的な感じは全くない!

タカシのお経を詠むシーンとか最高に笑えた。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

あのノーランが原爆の父を描くと聞いた時、思い浮かんでいた映画とは違った。
それはあくまで"原爆の誕生"を描く映画だと思っていたからで、実際に観た今作はそうではないもっと一人の人間の自伝映画でもあった。
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怪人スワンプ・シング/影のヒーロー(1982年製作の映画)

3.0

スーパーマン、バットマン有するDCコミックスの秘密兵器的キャラクター"スワンプシング"。
原作は人気があり、邦訳化もされているアラン・ムーア版は非常に面白いこのキャラクターだが、映像化はことごとく残念
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P2(2007年製作の映画)

3.6

日常に潜む感が強い。
都内のビルの駐車場、年末最後の残業で…シチュエーションを考えるだけで、イヤな気分…。

なによりこのストーカー役の俳優さんの明らかな怪しい顔。ノーマン・ベイツを初めて見た時の感覚
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

ハマらないタイプの映画だったらどうしよう…と思っていたけど、予想を超えて面白かった。

序盤、話が若干小難しく感じたけど、世界観に適応して中盤頃には完全に魅せられてた。
でも"こっから!"という1作目
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もうひとりいる(2002年製作の映画)

3.3

ドッペルゲンガー×廃校×アイドル。
雰囲気とかビビらせる間とか結構好き。

顔がグニャグニャして身体が変な方向に曲がるのは不気味さのラインがとても良い。
高速後ろスキップのシーンが特に好きかな。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

スパイ映画らしくドタバタと展開が変わる脚本的楽しさと、スタイリッシュなのにアニメ的な阿呆さも含むアクションの視覚的楽しさ。
コレがマシュー・ヴォーンだよな〜と痛感。

特にスケートシーン最高だった〜笑
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変な家(2024年製作の映画)

3.7

やっぱりこういうホラーな謎解きは好き。
身近にある不気味を掘り下げたら実は…って考えるだけで楽しいし。
後半は何だかバイオ4を思い出して楽しかったです。

原作は読めてないんですが、
やはり今作の見所
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.8

難しい世界観とか設定がハマらなかったけど、 序盤の二人の関係性が変わっていくあたりは凄い良かった。
『美女と野獣』×『シンデレラ』みたいな感じでしょうか。イイねぇ。

それにしたって、顔面偏差値高過ぎ
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スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

3.0

ホラードッキリとは何か?を拗らせ過ぎて、やり過ぎた奴らがヒドイ仕打ちにあう映画。
ってか悪役側も完全にホラーの考え方拗らせてる笑
あらすじとか知らなかったので、ただの幽霊系かと思いきや、またグロい系引
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.1

原作の小説は面白いんだろうな、という話。
『藪の中』のように交錯する視点は面白いけど、映像にすると真相はだいぶ早めに想像できちゃう。

面白くなりそうなまま終わって行った感じかな。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

良い改変!
男女を逆転させ、原作のお相手方のもさい30代男性から20代カメラ女子に変更することで、どうしても拭えなかったストーカー感を払拭していた。
これにはやはり演じる清原伽耶の説得力もあるはず。清
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エボリューション(2001年製作の映画)

3.9

いいよなぁ〜
この時代の"死傷者少ない系パニック映画"。
監督がアイヴァン・ライトマンなだけあって、愉快で楽しい。
ってかゴーストバスターズやんw

この映画の肛門ネタで大爆笑できたのに、なぜ『大怪獣
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ホステル(2005年製作の映画)

3.7

グロ過ぎて薄目、避け目、泣き目で観た。
導入からの不穏さとか不条理なプロットとかホラー映画としては大満足の筋書きだけど、それにしたってグロ過ぎるのよ…。
SAW観れたし行けるかな〜って思ってた私がバカ
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ティーン・エージェント(1991年製作の映画)

4.0

ジョン・ワッツ監督があの傑作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の参考にしたというのをパンフレットのインタビューで答えていて、ずっと観たかった映画。
所々に似たシーンがあるので確かに分かる。
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.1

数分に一回、辛いシーンor感動のシーンがあって感情揺さぶられまくった。
サムとルーシーは本当に周りの人達に恵まれてるし、最後も円満に生活していてみんな幸せじゃん。

ソウ(2004年製作の映画)

4.2

ただグロいだけの映画が嫌いなので避けてきたが、ホラー映画を嗜むものとして、こうシリーズが続いていると観た方がいい使命感にかられて観た。
確かにこれは面白い!
ただのワンシチュエーションのデスゲームかと
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カミングスーン(2008年製作の映画)

3.3

わーい、映画館映画だ!
タイもシネコンはこんな感じなのね〜。

冒頭の映画内映画のシーンとか出てくる怪異の設定とかはすごく良いのに、肝心なホラー演出が凄くイマイチなのが残念。
リメイクとかしたらもっと
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.1

ここ最近観た中で一番良かったラブストーリー。
一応擬似夫婦もの…と言っても良いが、主人公2人が心を寄せていく姿が本当に微笑ましい。
誰かを待つとか、誰かが待っている家に帰るって幸せなことなんだなぁ〜っ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

出演してくれた中学生たちには10代の断片を見せてくれたことと、赤裸々に胸の内を答えてくれたことに感謝したい。
14歳で夢を諦めてしまう子、人間関係をリセットしたい子、自分のキャラに悩む子…
今までみた
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

逃げ場のない恐ろしい銃襲撃事件をノーカットで描くことで、その場の当事者のような感覚にさせる。これが実話でこれが実際の体感なのかと思わされる。

観終わってみると
映画を観たという感覚とはちょっと違う。

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