シカまるさんの映画レビュー・感想・評価

シカまる

シカまる

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.7

思春期ということで、ライリーパートはだいぶ感情の揺さぶられる出来事に、観ているこっちまで「ぐわぁぁ〜」となった。
人間関係の板挟みって大人になってもあるけど、学生の頃ってより複雑だったなぁ…って自分の
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.2

まず原作では凄く好きなヴィランです。
実写の彼が観れただけで非常に嬉しいのです。
アクションシーンがどれも良くて、メタルギア的なスニーキングスタイルもバキバキなパワープレイスタイルも、どれもが映える。
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.6

「【推しの子】」を実写で最後まで描ききったということがまず素晴らしい。
映画の構成も前半に結構な時間を割いて前世パートと幼少期やアイの過去などを描いたことで、「青春恋愛劇とか芸能界の裏を散々描いたけど
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

4.1

新しいクリスマスの定番映画来たな。
11月に公開が始まって、12月に公開館数が激減した時はどうなるかと思ったが、激早でアマプラに来てくれた。
サブスク落ちが早すぎることについては複雑な気持ちだけど、ク
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あるいは、ユートピア(2024年製作の映画)

3.9

不穏さとコミカルのバランスが上手い。
状況が状況なだけに、全員が割とまともじゃない感じが序盤からずっと流れてて良い。

どういうオチにするんだろう〜って思ってたけど、割と納得する終わり方だった。

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

2.9

モチーフがプーさんじゃなかったら、まず話題にはならないだろうレベルのお粗末なB級ホラー映画。
しかもこれでプーさんを名乗るのは悪ふざけが過ぎる笑笑
そしてピグレットに至ってはただのイノシシ。

有料時
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

4.2

毎年、年に一度のクリスマスに観ている作品。今年は有り難過ぎることに劇場公開されていたので観て来た。
『アバウトタイム』『君に読む物語』に続いて、今年は最高のリバイバルばかりやってくれていて劇場様有り難
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

3.6

絵に描いたような金持ちのクズを詐欺で一泡拭かせるために公務員が色んな技術に精通しているプロ詐欺師達と組む…。ケイパーものの定番な設定。
もろ『地面師たち』で観たような詐欺だ〜と思ってるとちゃんと面白い
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スタン・リー(2023年製作の映画)

3.7

コミック界伝説のヒットメーカー スタン・リーの伝記的ドキュメンタリー。
17歳で出版社の編集助手になり、18歳にはコミック部門の編集長に。20歳の兵役中にはコミックライターの腕を買われて軍部の教育用マ
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.1

B級なのにエキセントリックなアイデアで作品を構築するメキシコの変な鬼才アイザック・エスバン監督の新作。

病弱な妹と性格サイアクなお婆ちゃんの家に置いてかれた少女が村と老婆の秘密を知っていく…というこ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.8

冒頭「うわー『パルプ・フィクション』やん。ベタなパクリするな〜」と思いきや良いワンシチュエーションのファンタジー。
チープっぽいのにキャストにはイーストウッドの息子やらファンタビのヒロインやら少しだけ
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.3

ミッキーのドキュメンタリーを観たので一緒に鑑賞。
冒頭の口笛シーンは何度も観たアレだ!となったけど、よくよく考えたら本編を観たのは多分初めて。

内容はあるようなないような〜という感じだけど、トーキー
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ミッキーマウス ザ・ストーリー(2022年製作の映画)

3.5

世界で一番有名なネズミの誕生と歴史。
ミッキーやドナルド達が戦時中にはプロパガンダや軍の教育用映画などに活用されていたというのは初めて知ったけど、まぁこれだけ大きなエンタメは戦争に使われてしまうか…と
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クライモリ(2021年製作の映画)

3.3

文化の違いというのは怖いものですね。
原典の『クライモリ』とは完全に別物になってて、そっちにあった楽しさはなかった。
同じ点って「若者たちが森で襲われる」っていうとこだけだったよ笑
こういうのを観ると
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.7

スライで引退したヒーロー映画なんて面白そうじゃないか…そう思ったのも数年前。
そういえば観てなかったので観てみた。

冒頭だけはヒーロー映画で、
あとはアクション俳優主演の世直し映画まんまです。つまり
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.3

う〜ん…なんか想像以上に硬派なSF(?)だったのかな…?
幻想的だけど人間を狂わせそうでキケンな世界が魅力的なんだけど、それらが生かされてるのか生かされていないのかって感じの脚本だったな〜。
入ってか
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.2

鑑賞後、引きずること間違いなしの作品。
直後は結末に色々悶々としたんですが、鑑賞後の帰り道には思い出しては、芯食らって良い意味で苦しくなってました。

可愛らしい絵のタッチなのに、
登場人物の多くは嫌
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

ホテルって大変だよーって映画。
推理ゲーム「DETECTIVE X」を友人と8時間かけて解いて、そのミステリーハイ状態で鑑賞したから、謎解きというよりは人情話が多めな今作はそういう意味では求めてたもの
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ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

4.0

個人的にちょうど現在、数年前に魚人島で止まっていたONE PIECEを追うことを再開し始め、ドレスローザ途中まで読んでいたので、最高のタイミングでコレを観れたと思う。
正直ドレスローザがちょ〜長くて、
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

4.0

こりゃスゴい。舐めたらアカン。
こんなの実写化したら子供はトラウマ確定過ぎて、この作品はストップモーションアニメという形態がベスト!
でも滑らか過ぎてストップモーションであることを忘れてしまう…

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フォーリング・フォー・クリスマス(2022年製作の映画)

3.6

クリスマスという特大のハッピー要素にプラスで、セレブと一般人の恋愛&記憶喪失、街の人達の優しさなどなどのベタで最高な要素が詰まってた。

あのgleeの可愛い系イケメンだったコード・オーバーストリート
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

4.0

こんな嫁ぎ先はヤダ。(鉄拳風)
花嫁vs金持ち一族。
こういうタイプの映画は胸クソ!って思うところもあるけど、爽快感が勝るから好きだ。

ってか主演の人、『ザ・ベビーシッター』もそうだけどこんなんばっ
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

1.6

ゴシックホラーを嗜みたくなり鑑賞。
しかしまだ私には早かったらしい笑

映像はとにかく綺麗で幻想的だけど、
状況がちんぷんかんぷん。
何度も拷問をかけられている青年がシュールで面白かった。毎回女の子が
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

4.0

『七人の侍』、『十三人の刺客』…「○○人の〜」というフレーズの時代劇なんて、面白いに決まってらぁ。
でもそれら作品よりも善悪がハッキリせず、展開がバタバタ変わり、次に何が起こるか予想が全く出来ない。凄
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.1

な、な、なんじゃこりゃぁぁぁ。
今まで劇場で観たアメコミ映画で一番退屈だった。
2作目はコミックっぽさが個人的には結構好きだったので、今回のほのぼの珍道中とシリアスパートのアンバランさと「それいる?」
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Mr.ズーキーパーの婚活動物園/ズーキーパー(2011年製作の映画)

3.2

ラブコメ版のDr.ドリトルみたいな感じ。
動物が喋って恋愛指南をしてくれる。
ほぼ役には立ってないけど笑

ヒッチハイク(2023年製作の映画)

2.8

これはヒドイ…。
都市伝説系は『きさらぎ駅』も『リゾートバイト』も開き直っててむしろ好きなんだけど、これはそのまんま過ぎていただけない笑

変な家族に襲われるっていうのは『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせ
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セレンディピティ(2001年製作の映画)

3.3

『アイデンティティー』鑑賞後に
追いキューザック。

数時間を共にした相手の為に、双方の婚約を台無しにするというところに、個人的には悶々としてしまった。婚約者にそこまで決定的な問題点があるというわけで
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

これは一本取られましたわ笑
次々と起こる不幸に「おいおいこの映画やっちゃってるなぁ…」と引いちゃってたんですが、予想の斜め上な展開だった。

とある方の目の動き(演技)が上手すぎる。

殺人ゲームへの招待(1985年製作の映画)

3.1

Amazonプライムで99円になっていたのでレンタルした。推理系ボードゲームが原作ということでベタなクローズドサークルのドタバタミステリーが繰り広げられる。
これが三谷幸喜チックで愉快。
だけど途中か
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アイズ・オン・ユー(2023年製作の映画)

3.3

アナケンさん初監督作品。
デート企画番組に出ていたという、実在した連続殺人犯の事件を元にしているというのは非常に興味深いし、女性軽視に関するメッセージ性も含んでる。そして怖いシーンもある。
けど、テン
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

昔、バイト先の映画館で2作同時上映していたのを思い出しながら、自分も自宅でマラソン上映。

少し話の系統は変わるけど、骨太な漢どもの血生臭いアクション映画であることは変わらない。ラストもバチバチの戦闘
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

デュニ監督って近年の作品のイメージで、SF監督感が自分の中ではあったけど、こういうサスペンスアクションもいける人なんだ、と実感した。
とにかくハラハラするシーン作りが上手!

一般的な感覚を持つFBI
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タイムカット(2024年製作の映画)

3.2

ハロウィンだしホラー映画でも観るかって思って鑑賞。
Netflixがハロウィンにぶつけて持ってくるぐらいだし、『フィアー・ストリート』の製作陣なら面白いはず!と思って観たけど…。

これは完全に昨年の
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トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017年製作の映画)

3.4

アメリカの映画でよく見る「真実か挑戦か」。今作で初めてちゃんとルールがわかった。
悪魔に取り憑かれた人たちの顔が怖いくらいで、あとはティーンものあるあるのゲームホラーな感じ。

ルールや起源を解き明か
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

重くて暗い話。
言葉数が減って、争いすらなくなった夫婦の間に何があったのか、過去を回想していく12分の短編。

過去を回想する2人の影が、学校へ向かう娘を止めようとするシーンで心が苦しくなった。