キャップ不在の世界で彼が何のために星条旗を背負い戦ってたのかが二人を通して描かれてて面白い。
銀河超決戦なエンドゲーム後にアメリカの愛国心とは?を問う生いヒーロー劇。ヴィランの動機もサノスありきなのに割と社会派。確かにドラマ向きやね。
表と裏、白と黒、どちらかを尊重すればもう一方と相反する世界で平和を模索するサム&バッキーの苦悩に満ちた闘い。背負う傷みは違えど共通の友であるスティーブが託した想いを胸に前に進もうとする彼ら。キャップの信念には及ばなくとも心の弱さ揺らぎを越え盾を手にする!熱い!
特にバッキーなんかは想像を絶するトラウマを負っての償いや赦し、ウィンターソルジャーとの決別など今まで描ききれてなかった物語を観れて満足。結構可愛い一面なども見れて一層好きになったしサムといがみ合いながらも漫才みたいでw気付けばスティーブが居なくてもチームになっていく様子に泣けた。
あとどんな役かは伏せるけどエリン・ケリーマンがとても良い!ヒーローとヴィランの表裏一体な関係性がテーマな本作で軸を担う存在として素晴らしい存在感、繊細な演技にも魅了された。
サムもバッキーも完全無欠じゃなく犠牲を払いながら傷みに寄り添う。壮大なEG後だからこそ響くヒーロー譚だった。