難民や人種差別等の現実に起きている社会問題を反映したシリアスでメッセージ性の強いテーマ性とリアリスティックで硬派なアクションの相性も良く、かなり見応えがありますし、リアル路線で傑作だったウインターソルジャーと同じ構成だったのも好みで、ドラマというより映画としても違和感のないハイレベルな作品で終始圧倒されました。
また、キャプテンアメリカにもリスペクトした内容で改めてキャップの強さや自己犠牲の精神等、彼の本当の強さにフォーカスしている点も良かったです。
ジョン・ウォーカーは常に言い訳ばかりで自分の事しか考えられず、元々身体能力も恵まれていた為、本当の意味での強さや自己犠牲の精神は持ち合わせておらず、血清によって弱さが明らかになり、キャップになれなかったのかなと感じました。
ただ、そんな彼にもああいった展開を用意している所は流石マーベルだなと思いました。
今後のMCUでも重要になってきそうなエピソードだったので観られて良かったですし、内容的にも大満足の作品でした。