みりお

ファルコン&ウィンター・ソルジャーのみりおのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

Marvel Studio製作ドラマ第2弾🌟
『ワンダヴィジョン』をかろうじて観てたからMoM楽しめたけど、これからはMCUドラマをちゃんと観てないと映画楽しめない😱❗️と焦って、まとめ鑑賞🤪笑
何話ずつか観るという、最低なつまみ食いをしてたから、思い出しながら鑑賞しております🙈

途中までなかなかお話の主軸がわからず、「ん??」って感じだったんだけど、サムがらアメリカ社会の根強い黒人差別を乗り越えるためのお話なんだとわかったら、めちゃくちゃ面白くなった❣️

キャップは、他の誰でもないサムを選んでシールドを託したのに、白人至上主義の中で自身が象徴となれるかに悩み、シールドを手放したサム。
そのシールドが見ず知らずのヤツの手に渡り、しかもそれが血に染まるのを見て、どんな気持ちだっただろう…
あの強くて感情を抑えがちなサムが、大きな目に涙を溜めて、必死にシールドを拭うあのシーンは、胸が締め付けられて痛すぎて…

キャップが常に架け橋になっていたこともあって、会えば反発しかしていなかったサムとバッキーだけど、共に時間を過ごせば心は通い合う✨
ジョン・ウォーカーとレマーも然り。
白人だろうが黒人だろうが、一対一で向き合って心を通わせれば、信頼し合う最良の友になれるのに、多対多になった瞬間、途端に「白人は…黒人は…」と語られるのはなぜなんだろう?
一対一なら対等なのに、集まると途端に白人の方が上だと言いたがる、独特の人種主義は本当に恐ろしい😣
ヒーローとは、その高潔さでヒーローたるはずなのに、人の外見や人種など、見せかけの外側だけでヒーローが選ばれることに、強い疑問を抱いた💦
キャップの隣で常に彼を支え、弱きを助け、世界の平和を願って命を懸けたサムこそが、その彼の内面こそがヒーローなのに、見栄えが良いヒーロー像を求めるアメリカ社会に腹が立つ。
でもこれが、あらゆることに繋がる潜在的な問題で、何をするにもいまも根強くある問題なんだろう…
ただのヒーロー物語に終わらず、そういった現代社会の闇に切り込むMCUは、やはりすごい✨

「力をどう使うか自問してほしい」
最終話でサムが、キャプテン・アメリカとして高官たちに投げかけた質問は、彼が長いこと自問してきた課題そのものなんだろう。
そして彼が見つけた答えは、攻めるのではなく守ること。そして愛すること。
キャプテン・アメリカの博物館へ、国を守るために命を捧げた功労者・イザイアの銅像を作り、平等に公平に感謝の意を表すという行動が、その答えを表している…この描写がお見事っ✨
イザイアとサムの表情に涙が止まりませんでした😫💦
みりお

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