項羽と劉邦 King's Warの17の情報・感想・評価

中国ドラマにおいて必ずしも宦官は権力欲にまみれた悪人ではない。あつい忠義をもって陰から朝廷を支えた人や異国からの宣教師と奇妙な友情を結んだ人間味あふれる人など、不思議で魅力ある、少し寂しい人々。悪のイメージを作った1人はこの趙高だろうけれど、その中にもやはり劣等感や悲しみがうずまいている。そしてそれが煮詰まって別のものに変貌しているのである！この俳優スッゴイね、李斯がかすむ勢い。私もう秦国にあきらめがついたわ（始皇帝ロスを脱却）。 筋肉みせたい系の項羽は戦にはやって木に八つ当たりしたりしていたが、兄弟メンの壮絶なる身代わりを目にして少し冷静になったか。