ゆう

チェルノブイリのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

人間の集団が一番怖い。コントロールルームに居た、たった一人ディアトロフの所長のエゴのために多くが犠牲になった……

現場で日々危険を犯して安全を守るエンジニアたちは、人間は実験について知らされてもいなかった……
人民の命なんて一瞬で消えてしまう。

亡骸を埋める時の真っ黒いセメントが重い。
全体的に重い空気感の中で、レガソフとボリスのバディ感が高まっていく点だけが希望。

屋根の作業をする「人間のロボット」はどうやって募集かけたんだろうか…(いまロシアで起きてる経済動員みたいなものか。。。

ガイガーカウンターの「音」が印象的。。。

主演3人の演技が素晴らしかった。
ボリスはステラン・スカルスガルドだったのか…
あと妊婦のリュドミュラ役は、JUDYで秘書の役してた俳優さんが。今回も丁寧な演技だった。声質が素晴らしい。

最後のモノローグが重い
・事後処理のために60万以上の人が”徴用”された
・「チェルノブイ事故こそが、ソ連の崩壊の真の原因かもしれない」byゴルバチョフ
・実際の死亡者数は4,000-93,000とも言われている

いつか見なきゃいけないと思っていた。
すごく丁寧にできていた。
一度は見ておいて良かった。このドラマが作られる時代で、まだよかった。
ゆう

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