ゴルバチョフが、チェルノブイリの事故こそがソ連崩壊の真の原因だったかもしれない、と言ったそうだが、この国家ぐるみの嘘と隠蔽体質の姿勢は、ソ連崩壊後も間違い無く引き継がれているのだと、今の情勢を見ても思わざるを得ない。
この史上最悪の事故の背景にこのような物語が展開していたとは、あまりにも衝撃的で言葉が出ない。遺体も高濃度に汚染された放射能物体とされ、特殊な方法で埋葬。汚染地域に置き去りにされたペットたちも銃殺処分（バリーコーガンが出てた）されコンクリートで埋められる。
姿の見えない放射能の恐怖、そして権力者たちの愚かさ。
5話あるのでゆっくり観賞するつもりが、引き込まれて一気見してしまった。
嘘をつく度に真実へのツケが溜まる。
ツケは必ず払わされる。
このセリフが胸に刺さった。
