チェルノブイリ原発事故
ほんと海外ドラマはすごい。
よくこんなデリケートなテーマに踏み込んでいくなと。
実際に撮るために、実際の原子力発電所を使う本気レベル。
理系かつ物理系なので、核分裂、放射能汚染、発電原理あたりは嘘をついていないか気になりましたが、この部分もめちゃめちゃ物理現象に誠実に説明されていて、かつ分かりやすく伝えられていたのも素晴らしかったです。
エンジニア目線からも、最終盤真実が語られていくあたり。
具体的には原理原則が分かっていない、若手現場作業者がマニュアル通りに従うしかできない作業場としての現状や、リスクのある発電所設計など
物凄く危険なあるある現象だったのも親近感が湧きました。
(自分の場合、さすがに発電所レベルの命に直結するものではないですが)
スターリンの葬送協奏曲でも思ったけど、このシリーズをロシアじゃなくアメリカが作るのが皮肉ですね。
少し福島原発の事故が記憶から薄れていたので、改めて自分の中のセンサーを上げるのと、この春映画化されるFukushima50もしっかり見届けようと思います。
それを理解し、再発が絶対に起こらないようにするのが日本人としての使命の一つと思いますので。
