すずきたけし

チェルノブイリのすずきたけしのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
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国是から権威主義、モラハラ、パワハラと個人レベルまで根を張ったソ連の病の縮図がこの事故であり、有事の際に人々は容易に楽観論にすがりつき現実を遠ざけてしまう恐ろしさ。そして現在日本で進行している国家の病気であると汲み取れる焦燥感。凄いドラマだった。

“起き得ぬことを悩む必要が?”

というセリフは日本人としても胸に刻みたい。
最悪の事態を想定する事を「縁起でもない」と言って思考停止してしまうことが日本人にはあるからね。
言葉に出すと実体を持ってしまうことを殊更恐れる「言霊」信仰は根深いとおもう。
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