このレビューはネタバレを含みます
日本人であればなお見るべき作品。
原発とは何か、今後どうやって向き合っていかなければならないのか、考えるきっかけになるかと思います。
見終わった後の原発への絶望感は凄まじかったですが、必死に命を懸けて事件と向き合った方々には心が震えました。
放射能物質が消えるまでとして出てきた数字がどれも天文学的数字のものばかりで、これと日本は付き合っていかなければいけない事実と認識させられました。
そして、チェルノブイリの原子炉を覆うコンクリートの屋根がつい最近事故後30年経ってやっと完成したと聞いて、まだ現在進行形であることに驚きました。
チェルノブイリは、度重なる隠蔽と権力が引き起こした人災だったのだなと改めて。
チェルノブイリや福島での症状を各国がしっかりと共有し、今後世界で原発事故が二度と起こらないことを、ただただ願っております。