NHKの福岡発地域ドラマ。人生に行き詰まった松田翔太と福岡のある港町で出会ったおばあちゃん宮本信子との奇妙な交流。宮本信子の自分語りと松田翔太のドラマが何ひとつ絡んでなかった。岡田惠和ファンだがこれは凡作だと思う。

東京に暮らす主人公・立川浩幸（松田翔太）は勤め先の家電量販店の過酷なノルマと人間関係に疲れ、過労で倒れてしまい仕事を辞めた。
さらに同棲中の恋人・高梨千恵子（中村映里子）からは愛想をつかされ追い出されてしまった。
失意の中、浩幸は旅に出た。小学校時代の級友を訪ね、福岡の小さな港町・津屋崎にやってきた。
そこで偶然出会ったおばちゃん・福子（宮本信子）に気に入られ、浩幸は福子と一緒に津屋崎のあちこちを連れ回される。福子は行く先々で、かつての恋愛話や苦労話を面白おかしく浩幸に話す。
そんな福子と一緒にいるうちに、浩幸は「生きるってなんだろう」「なんで福子さんは幸せそうなんだろう？」
「自分の居場所はどこだろう」と考えるようになる。
そして、あれほど疲弊していた自分が、少しずつ前向きな気持ちに変わってきていることに気づく・・・。