Riccardo

今際の国のアリスのRiccardoのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス(2020年製作のドラマ)
1.6
➖原作の再現度、世界への対抗?進出?、誰もいない都内の描写を実写で!
等、諸々のおもいが軸をブレブレにさせた、世界に見られたくない恥ずかしい作品。➖

(すいません。語ってしまいます。)

ここ数年、世界のトレンドを掻っ攫うネタの1つはネトフリ等サブスクのドラマシリーズ。ドラマは元々強かった韓国も遂にここ数年世界で話題となる作品を何本も配信した。

芸術界に優劣もないのだが、やはり同じアジア勢として音楽、映像作品系では一歩、二歩出遅れていて日本もなんとか波に乗りたい!という具合。

だが、日本にもスーパー誇れる“漫画、アニメ“というものがあり、それは今やとてつもない影響力をもつ。そんな第一線を走る国だからこそ「原作を忠実に再現するのかどうか」。コレは切っても切り離せないし、どう転んでも賛否が分かれてしまう。

しかし、それに振り回され、今まで何度も惜しい作品を目にしてきた。なのに成長しないのは何故だろう。

例えば、漫画やアニメなら激アツとなる、1対1のバトルシーン。頭脳派同士、こっちではボス対ボス、といったそれぞれのたたかいを交互にうつしていく演出。私自身全く嫌いではないのだが、それが実写でもとなれば、話は別でリアリティにかけ、どーもイマイチピンとこなかったりする。

キャラづくりもそう。いろんな個性ある人がいたほうが面白い、キャラが濃い方がいいというのが漫画、アニメのセオリーだが、それをそのまま実写でとなるとこれもまた違和感がある。

もちろん漫画を実写化させた全ての作品がそうであるわけではなく、またこのような一例を取り入れたから失敗というわけではない。だが、少なくともこの作品は”国内と世界““リアルと原作”どちらに耳を傾けたらいいのか、目指しているところがスタッフ、役者、脚本家、関わっているもの全てが中途半端としか思えない。

この部分だけなら逆にいえば、進むべき方針さえ統一すればまだ可能性のある作品だと思えたが、結局は役者のレベルの低さ。コレだけはもうどうしようもない。
「作品上のコイツならこう動くだろう」とか、イマジネーションを取り入れたり、撮影の順番が違ってもそれを見てる側に感じさせないようにしないと…

僕、私全力で演技します!!おもいっきり泣きます、全力で悪いやつになります!
エキストラはエキストラ。しゃしゃり出ないように、でも抜擢されたうれしぃ🥹

じゃねーよ。作品入ったら上も下もないわ。
全力=正解?高校野球か
めっちゃオモロいやん… どこがやねん泣

そろそろ実写化作品界隈の方たち、ちゃんとしてもらわないと。作る側のレベルを上げなきゃ見る側のレベルも落ちる。その人たちがまたゴミを作る。見る。ゴミ。と連鎖していくし、原作者様も可哀想だからね。責任ちゃんともてよ。
Riccardo

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