ろく

今際の国のアリス シーズン2のろくのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス シーズン2(2022年製作のドラマ)
4.0
配信2日で全部見てしまったよ。

もうね、そもそも原作も大好きだし、デスゲームも大好き。さらにはシーズン1も見ていたから楽しみにしていたの。確かにメロドラマラインは少し煩わしかったし、ラストのオチは「なんだこりゃ」は否めないんだけど(まあ原作でも最後のオチはなんだこりゃなんで意外と原作に忠実なのよ)、それでもネトフリの力を思い知らされた1作。だって日本のドラマでここまでやれるのってないじゃん。いや、映画だってなかなかないのよ。邦画の日本ドラマの悪いとこに「ひたすらお金がない」ってことがあるんだけど金があるとこんなに違うのか。これは黒船ですよ。ネトフリ黒船。

キャラとしては山ピーの身体を張った演技(文字通り)と三吉彩花のクール&ビューティに首ったけ。あ、主役の山崎賢人はどこがいいかわからんのだけど(すまん)土屋太鳳はイイのよ~。そもそも土屋は「トリガール」なんか見ればわかるように恋愛でなく肉体を使ったほうがいい女優。今作でもそれは健在。もう嬉しくなってしまったよ。

白眉は「どくぼう」の第3~4話。これ倉庫ドラマだけどもともと倉庫ドラマ好きだからありなんですよ。原作もしっかりキレているし。ネトフリ的には第1話のカーチェイスと第7話の銃撃戦に滾る滾る。ああ洋画テイストですけどしっかり見る者を釘づけにするね。

ただ文句を言えば少し内省的なシーンでうーんと思う時も。あと原作にない「げいむ」に関しては熟成が足りない気がするんだけど。あれなら最後は逃げないよね、みんな。なぜ逃げているんだろうってなってしまうよ。

文句言ったけど配信2日目で全部見てしまうんだからすっかりはまっていたんだよ。ご馳走様でした。
ろく

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