このレビューはネタバレを含みます
“X'masは今年もやってくる~♪”
by.竹内まりや
MCUドラマシリーズ第4弾はホークアイ!
エンドゲーム以降の彼とそんな彼に憧れる弓矢の達人、ケイト·ビショップの6日間の物語。これまでよりドタバタ要素が強調された作品で「ホーム・アローンシリーズ」的な感触が特徴です。
これは結構サプライズと言っていい楽しさです!久しぶりにこんな言葉を使ったような気がしますが、
老若男女すべてにオススメ!
とてもファニーな作品でした✨
勿論シリアスな展開も随所に詰まっているんですが、ドラマの主軸が“再生”になっているので暖かい。
ホークアイことバートンは過去に犯したローニンの頃の罪に苦しんで、ナターシャに先立たれた罪悪感も背負ってる。だからどこか幸せを受け入れられないとこがある。
そんな時に偶然出会ったケイトと行動するうちに、過去の罪と向き合い始めて、前へ前へと歩いてく。この話が非常に良くて、尚且つ共感できました。
だってそういう心の傷に苦しんでる人たちって、目の前の幸せをホントに享受していいか、そんな資格無いんじゃないかと思っちゃうことどっかであるから、そこの描き方、リアリティが感じられて良かったです。
だからちょっと無鉄砲なケイトと行動していく姿は、親心に近いものからどんどん尊重へと変わって、再生と継承が色濃く溢れてウルウルでした。
面白いのが二人の関係、スパイダーマン:ホームカミング的だと感じる一方で、それよりもお互いが助け助けられてるような、互いが互いを刺激しているニュアンスがありました。このあたりはMCUがフェーズ2から強調してきた「コミュニケーションの大切さ」の発展系に思いましたし、あくまで個人と個人だって尊重しているようでした(要するに大人と子供で括っていないのが最高)。
サプライズも面白いし、脇役も賑やかですが(特にメチャクチャ胡散臭いジャックの助太刀熱すぎる)、やはりバートン、ケイトのコンビがボクは一番熱かった。
しかもケイトの吹き替えやってる種﨑さんがスゴすぎる。この間のMOMでの鬼頭さんにも感じたけれど、マジで日本の声優さんの演技レベルが高すぎる!そもそもボクは種﨑さんの大ファンの一人ですし、メチャクチャ芝居が大好きだから余計にもう嬉しかった( ≧∀≦)ノ
総括するとMCUで一番開口広いですし、けれどドラマはこれまでよりも親しみやすくて深かった。
これ今後クリスマスの恒例にしようかな✨