謂わゆるZ世代のティーンエージャーの生き辛さを赤裸々に描いた群像劇。
分かりやすいキラキラ感は排除され、カーストの上位も下位のキャラクターも見境なく剥き出しの姿が炙り出されていて好感。
ゼンデイヤは一応主演なんだろうけど基本的に狂言回し的な立ち位置で、親友ジュールズ役のハンター・シェイファーが最も輝きを放っていた。
レクシー以外は皆んなクソな一面があるんだけど、若さゆえの不全感やプライドの高さ、未熟さや繊細さもちゃんと盛り込まれていて複雑さも内包。
それだけに最終的には皆が愛おしくなっていく。
日本でもこんなドラマや映画が作られるといいのにな。