このレビューはネタバレを含みます
出ている俳優さんはとても好きなんです。
そして、刑事ドラマも大好きなんです。
だからこそこの評価です。
(4話までリアルタイムで視聴済みです。)
好みの問題だとは思うけれども、
事の発端となった事件を安っぽく感じてしまいました。
10億円強奪事件が、この世界観においてどれほど重大な事件なのかが、ベルムズか何か、前のドラマの犯罪組織が早々にでてきたせいで、霞んでしまった印象が拭えないのがなんとも言えないです。
タイトルの件も、多分犯罪組織でしょうと思ったら案の定。
謎解きが面白いか？と言われると、刑事達のキャラクターが先行しすぎて感情移入できず、ストーリーが頭に入ってこない。驚くほど何も入ってこない。
こどもに残したDVDも、何もかも安っぽく感じてしまいました。
もっとシリアスで、ハードボイルドな展開を期待していただけに、ただただ残念。
3年A組の演出が自分にあわなかったからかもしれませんが、やはり今回もあわなかったなという印象です。
ニッポンノワールは、ニッポンノワールとして作り上げてほしかった。
まるで、3年A組のスピンオフですというのを大々的にされているようで、悲しいです。
どうして目の前で親を撃ち殺した相手と、平然と会話ができるのか。
どうして、狙われるかもしれないこどもを一般人ひとりに任せて行かせるのか。
どうして、仲間が犯人を追っていった後で、援護に行けなどの指示がでないのか。
どうして、突然トランプのシーンが入ってくるのか。
気になり出すと止まらないです。
謎解きのどうして？よりも、なぜそんな迂闊な行動を？という感情が大きいです。
題材としては面白いとは思います。
犯人かわからない。記憶喪失の主人公。
でも、正義であるはずの警察官に、いわゆるな警察官らしい人があまりいない。
それはもう、警察内部に犯罪者がいるといわれても「ふうん、そうだよね。」と、私はなってしまいます。それが残念です。
